2年8ヶ月の間、毎日ガシガシと使い込んできた愛用のノートパソコンが、突然息を引き取りました。
前触れのない「突然死」にびっくり。電源ランプすら点灯しない。おそらくマザーボードの故障。仮に修理に出したとしても、基盤の交換となれば新品が買えるレベルの高額な修理費用を請求されることが目に見えていたため、今回は修理を見送り、新しいパソコン環境をイチから構築することにしました。
その前に悔しかったのでなぜ3年足らずで壊れてしまったのか、AI(Gemini)を相手に反省会をしました。
その結果、以下のような運用上の問題点が浮かび上がってきました。
パソコンを壊したかもしれない「3つの過酷な運用」
これまでの私の環境は、ノートパソコンにモバイルモニターをUSB Type-Cケーブル1本で接続したデュアルモニター運用でした。
これ自体は現代のスタンダードな使い方ですが、問題はその先でした。
ゲーム機(Switch)の巻き込み給電
モバイルモニターを使ってNintendo Switchを遊ぶ際、モニターの電源(電力)をノートパソコンのUSBポートから引き出していました。これはパソコンの電源回路に想定以上の「電力的な負荷」をかけ続けていた可能性が極めて高い。
テレビ代わりの動画つけっぱなし
作業中だけでなく、テレビ代わりに動画をずっと流しっぱなしにするなど、パソコンを常に高負荷・高熱の環境に置き去りにしていました。
故障リスクの想定甘さ
実は数年前に「デスクトップ+ノートPC」の2台運用をしていた時期がありました。しかし当時は、「2台に予算を分けるくらいなら、1台にリソースを集中してハイスペック機を買った方がいい」と、1台運用に戻してしまっていました。結果として、1台が壊れた瞬間にすべての作業がストップするというリスクを見落としていました。
サブ機にはChromebook
とりあえず急場をしのぐため、そして外への持ち出し用(サブ機)として、家電量販店で手頃な中古Chromebookを購入してきました。

ソフマップで中古購入。3年保証込みで3万9千円でした。
昨今はメモリの高騰でゲーミングPCやMacは高嶺の花ですが、ChromebookはそもそもOSが軽いため、大容量のメモリを必要としません。購入したのはメモリ8GBのモデルですが、驚くほどサクサクと動いてくれてます。
私が普段勤めている教育機関では、Chromebookは「ガチガチに制限がかかっている」「スペックがしょぼい」という理由で、よくゴミ端末の烙印を押されています。
しかし、個人的にはこの思想が好き。
「複雑な処理はクラウドや外部サーバーにお願いして、手元のハードウェアスペック(価格)は極限まで抑える」という運用は、現代においてかなり合理的な選択肢だと思ってます。
そして実はChromeブラウザが動けば、現代の仕事の9割は完結するんですよね。
しかし、Chromebookの最大の弱点は、「その残りの1割(Windowsでしかできないこと、重い処理)が絶対にできない」という点にあります。
Amazonで整備済み品のデスクトップPCを買った
残りの1割を補うため、自宅のメイン拠点用としてAmazonで「整備済み品のデスクトップ」を追加で購入しました。
今の時代、デスクトップパソコンをあえて選ぶ人は少ないかもしれません。しかし、デスクトップにはノートパソコンにはない圧倒的なアドバンテージがあります。
- 優れた排熱処理: 筐体が大きくファンが強力なため、熱がこもりません。テレビ代わりに動画を回し続けてもビクともしないタフさがある。
- パーツ交換によるリスク分散: ノートパソコンのように「一部分が壊れたから全体を取り替え(全損)」という悲劇が起きません。マザーボードやSSDなど、壊れたパーツだけを後から個別に交換・増設して延命できる。
- 昨今のパーツ高騰の荒波を、型落ちながら現役でバリバリ動くビジネス用の整備済みデスクトップを選ぶことで、コストを抑えて回避。
いいとこ取りの「サステナブル編成」でボロスペックで10年戦おう
こうして私の新しいデスク環境は、図らずも「Chromebook ✕ 頑丈なWindowsデスクトップ」の2台体制へ回帰することになりました。
ハード面で見れば、最新のピカピカな高級ノート1台からダウングレードしたような印象。しかし、今回の編成は以下のようなメリットを網羅した「いいとこ取り」のシステムだと自負してます。
- メモリ高騰の予算リスクを回避(Chromebookの手軽さ)
- 故障時の全損リスクを排除(デスクトップの堅牢性とパーツ交換性)
- 外では軽快に、家ではデュアルモニターでガッツリ作業(用途の最適化)
もちろん、今度はSwitchを遊ぶ時やモバイルモニターを使う時の電源はパソコンからではなく、コンセント(外部充電器)から直接取る配線に改めました。パソコン本体に無駄な電気の負荷はかけません。
壊れたことはショックでしたが、自分のIT環境やライフスタイルをロジカルに見直すきっかけになりました。