僕の頭ん中

心理職30代ゲイの日常。障害者就労の現場で働いてます。雑記中心。他に読んだ本や映画、音楽の話。

成人期

今日も夜勤だしこんな働き方してていいのかなと思い始めている。

 

だらだらパートナーがほしいなとか思ってても結局行動しないしできないのは、
仕事をしてるからという言い訳があるせいかもと思い始めている。

 

転職したいけど仕事だけ変えても目指すべきライフスタイルがないから時間だけ持て余しそう。収入も減らしたくない。もうすぐ30台も中盤だし、いろいろタイムリミットが迫ってきていると感じる。死ぬとき後悔しない生き方をしたい。

 

とりあえず今の新しい目標はもう少しイベント参加したりしたいということ。
出会いをもっと増やしていくぞ( `・ω・) 

 

成人期

B先生との関係が破局を迎えたことが確定的になり、自暴自棄になっていた私はとりあえず誰でもいいからとアプリで男探しを始めた。当時はナイモンとかはなくて、jackdというアプリで出会った。

 

アプリで出会えるというのは当時画期的でそれ以前は掲示板とか顔の見えないやり取りしかなかった。世の中にはこんなにゲイの人がいるんだなと衝撃を受けた。

 

マッチした人(以下C君)としばらくやりとり。まじめで誠実そう。私は盛れてる写真以外に好きな映画とか音楽とかを書いていた。彼は私のどの辺に惹かれたんだろうか。後で聞いたら身長が高いところといわれた。人は見ためで判断できない(彼はマクロフィリアという性癖の持ち主だった)。

 

初のデートは京都のラーメン屋。彼はグルメでよくおいしいものを食べに連れていかれた。あとカラオケ好き。正直私はあまり歌うのが好きじゃなく苦痛だったけれども必死に歌った。C君は槇原敬之が好き。彼は「軒下のモンスター」という曲を歌った。同性への恋を歌った曲である。正直当時は槇原敬之の音楽の良さがわからなかった。今では大好きなのだけれども(一番好きなアルバムはUNDERWEARです)。

 

私がその場で付き合ってほしいとお願いし、すぐOKをもらった。罪悪感で振り回すかもしれないということを言われた。言葉の意味がよくわからなかったが、そんなことは気にしないと伝えた。

 

C君は京大で物理化学を専攻する大学院生でM2で就職先を探しているという状況だった。理系といえど理学部なので就職先を見つけるのに苦労しているみたいだった。私は何度かナーバスになる彼を励ました。

 

対して私は臨床心理学の大学院に進学するために通信制の大学に編入し単位を取っていたが、ほとんどフリーターという状況であった。そして昔から数学や物理学ができないことがコンプレックスだったので彼の経歴には嫉妬した。彼と自分は釣り合わないんじゃないかという不安が常にあった。

 

学生らしく京都市内でよくカラオケをしたり、食べに行ったり、ささやかな贈り物をしあったりしていた。半年後に温泉旅行にも行き一夜を共にすごす。恋人同士でマウントを取り合うのはばかばかしいが、いろんなものが私のほうが大きくて男としての魅力では上だと感じた。

 

私はC君は別の世界に住む人なので言われたことの理由がわからなくてもそれを受け入れようと努めていた。それが良くなかった。C君には私からLineをしてきてはいけないと禁止されていた。彼と遊ぶ際も決まった時間になるとすぐ帰された。自分が丁寧に紙を切り取るように、彼の私生活から常に排除されていることを薄々感じ取っていた。C君が決めた時間、場所でしか彼とは会ってはいけなかった。

 

C君との関係は1年半ほど続いたが残りの半年はほとんどやり取りがなかった。彼は地元の製作所に就職し、私も進学したので忙しくなった。それでも少しくらい連絡のやり取りをしたいと思っていたが、C君からの連絡はほとんどなかった。久々に連絡があったと思ったら、有名なとんかつ屋に行きたい、誕生日に槇原敬之のライブに行きたいという話だった。正直そのころには彼の一方的な要求につかれてきていたが、生返事でOKした。

 

とんかつ屋に行く日に私は30分遅刻してしまった。そのせいか行列ができておりその日は入れなかった。彼は明らかに不機嫌ですぐに帰ってしまった。

 

いろんなことがうまくいかなくなっているのを感じていた。久々に来たC君からのLineに返信するタイミングで最近連絡が少ないこと、何に怒っているのか、もしかして自分への気持ちが覚めているんじゃないか聞いてみた。関係を修復したいという気持ちで聞いてみたのだが、彼は逆ギレして仕事が忙しいこと、待ち合わせに遅刻したこと、もともとセックスの相性が悪いと思っていたことなどいろいろと私を批判してきた。そしてもう別れたいといわれた。勝手に結論を出す彼の態度に関係修復は不可能と悟り、別れるのを承諾した。

 

最期にあったのはC君の誕生日。槇原敬之のライブに行くのを約束していた日だった。
彼の誕生日に泥を塗る形になってしまった。C君から友達でいたいといわれたが、それは断った。

 

終わりに

今では特にやりとりもしてないのでC君がどうしているか知らない。元パートナーとまた連絡を取り合ったりって皆しているもんなんですかね。別れを切り出されたときは泣いたし、悲しかったけど書いてて自分もそれなりのことしているなって感じますな

 

ネガティブなことも書いているけど、今では良き思い出です。これ以降、彼氏はいいやってなって特定のお付き合いした人はいない(一夜の熱い関係はいくらでもありますけど)

 

もうほとんどネタがないけどあと一つだけ恋愛の大失敗があるので書く。

 

そして現在、成人期後期を共にしてくれる殿方を絶賛募集中なので我こそはという方はぜひ。