アラン・チューリングの伝記が読みたかったんです。AIってだれが作ったのていう関心がありましたから。
しかし、新品で2970円...しかも上下巻。月末なのに金欠で買えないよ😢
ということで、映画版があったので見ました。
感想としてはやっぱりよかったです。せっかくなのでAIにあらすじを教えてもらいましょう。
映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」あらすじ
1939年、第二次世界大戦勃発。イギリスはドイツ軍の暗号機「エニグマ」解読のため、各分野から天才を集めた。その中に数学者アラン・チューリングがいた。
傲慢で協調性を欠くチューリングは、独自の解読方法を模索し、仲間と衝突しながらも、解読マシン「クリストファー」の開発に邁進する。
試行錯誤の末、チューリングはついにエニグマ解読に成功。しかし、戦争の行方を左右するその功績は、国家機密として闇に葬られてしまう。
戦後、チューリングは同性愛者であることを理由に逮捕され、化学療法などの刑罰を受ける。
1954年、彼は自らの命を絶ってしまう。
それから50年後、チューリングの功績は世に認められ、恩赦が与えられる。
この映画は、天才数学者アラン・チューリングの波乱万丈な人生と、エニグマ解読という偉業を描き、
戦争の悲惨さ
偏見と差別
天才の孤独
真実の力
など、様々なテーマを問いかける作品となっている。
変に一般受けするように改変されてたらどうしよって思って見ましたが、エンタメとして面白く見れました。
AIにあらすじを書かせておいてなんですが、語りたいのでまた説明します。
チューリングは今のコンピュータのもととなるものを開発したり、AIの父と言われている人です。第二次世界大戦中にUltraというチームに参加し、ドイツ軍のエニグマという暗号を解読してイギリスの勝利に貢献しました。
しかし、イギリス軍がエニグマを解読してしたことは戦後しばらく伏せられていました。だからチューリング等の功績は当時はまったく評価されなかったわけです。
その後、チューリングは同性愛を告発され逮捕されます。入獄か化学療法を受けることを強制され、化学療法を受け入れた1年後にチューリングは自殺しています。
本当に悲しい最期ですね...現代でそれなりに苦労しながらも、牢屋に入れられたり、変な治療を受けさせられない私は本当にいい時代に生まれたと思います。
映画で個人的に一番アツかったところは、バーで何気ない同僚の一言をきっかけにエニグマ解読のアイデアをひらめくところ。チームとしての一体感が最高潮に高まるところです。
チューリングが婚約を申し込んだジョーン・クラークとの関係は映画で描かれているほどドラマチックなものではなかったそうですが、それでも映画の見どころとしては成功しているし、そもそもジョーンという人も面白い人だなと思ったので興味深く見れました。ジョーンは天才的な数学の才能を持っていましたが、女性であるがゆえにその才能を過小評価されていました。この点で彼女も時代にほんろうされた天才であったということです。
史実がこんな感じですから、映画も悲しい結末でしたがそれでも暗号解読という一つの課題に挑む科学者たちの思いはアツかったですね。
チューリングは自身のマシンにクリストファーという死んだ初恋の男子の名前を付けていた。亡くなった初恋の人をAIとしてよみがえらせたかったから。
現代ではAIは人間の仕事を奪う悪魔のような扱いすら受けていますが、そのような思いの元生まれてきたのだと考えると目頭が熱くなりますねぇ
さてもっとチューリング、AIについて知りたくなってきました。またもうちょっとAIの起源について勉強したいと思います。