僕の頭ん中

心理職30代ゲイの日常。障害者就労の現場で働いてます。雑記中心。他に読んだ本や映画、音楽の話。

ケリー・マクゴニガル 著「スタンフォードの自分を変える教室」を読んだ

ブックレビューです。

 

今月の自分の中のテーマの一つとしてやる気というのがありました。

 

このブログもそうですが、スタンド FM で音声配信を始めたり、noteに小説を投稿してみたり、実験的なことを自分の中でも始めています。

 

一方、面倒になってさぼってしまったり、単純にやる気が出なかったりすることもありました。

 

なのでやる気について今一度勉強したくて手に取った本です。

 

正直スタンフォードという謳い文句のある書籍は何冊か手に取りましたが、粗製乱造されたビジネス書というものが多く感じたのでことごとく避けていました。

 

でもこの本はよかったです。

 

内容は音声配信のほうで散々触れているのであえてここでは触れませんが、特に感銘を受けたのが、ドーパミンは報酬予測に関わっているが、実際に報酬がもたらされたことによる幸福感やストレスの解消には関係がないということです。

 

これで私が過剰に依存性が高いことを求めてしまう理由が明らかになりました。原始的な脳が目の前の食べ物をくいっぱぐれたり、魅力的な相手とセックスし損ねたりすることがないように一部の行動を過大評価するようにしてしまったわけです。

 

また、何でオンラインゲームややけ食いといった依存性の高いものがやめにくくて、運動や読書や創作といった実際にストレス解消に繋がると言わていることよりも魅力的に見えてしまうのかということにも説明がつきました。

 

これはストレスを感じていると報酬系が誤作動を起こしてしまうからです。


とにかくこれをやったら気持ちよくなれるかもしれないという予測に基づいてストレスを解消しようとするのではなく、愚直に運動したり読書したりしてストレスは解消していくしかないなと思いました。

 

また依存性の高いものはどうせ脳の思い込みで楽しいと思いこまされているにすぎないので、過大評価しないでさっさと生活環境からブロックしていこうと思いました。